実用スペックノートの雄はE210MAか?

 2020年の1月末発売のStream 11-ak0000は、スペックの一部がASUSのE203MAを上回っています。Toshiは初代のASUS X205TAの愛用経験から4代目のE203MAを学習/携帯用の一番のお薦め機種と位置付けていたので、本当のところはどうなのかを少し詳しく調べて見ました。その結果、未だE203MAの方がACアダプターを含めた軽量性で頭一つ勝るいう判定に至りました。ただし、どのスペックを重視するかで入れ替わる程度の差ですので、購入を検討される場合には次節の比較を参考に評価し直していただければと思います。

 一方、ASUS E203MAは、2020年8月に発売された後継機のE210MAに代替わりしたようです。E210MAは、ディスプレイの非光沢化、性能の数%向上、筐体強化などと改良はされていますが、70g程重くなった上に、電池持ちも短くなってしまっており、持ち歩き易さは低下しています。

 2021年の夏ごろにE210MAのCPUをn4500あるいはn5100にアップグレードしたE210KAが発売されたようですが、日本では残念ながら販売されていません。かなりの性能増を見込めるn5100版が4万を切る価格のようなので残念です。

E210MAとStream 11の比較

 表1はレビュー記事などのネット上の多数の公開情報を基にまとめた両者のスペックとその勝ち点の一覧です。勝ち点は、勝ち負けの付くスペック項目に重要度に応じた点数をつけています。重要度がToshiの主観的判断の結果なので、総合的な実力の判定もToshiの主観的なものとなりますが、勝ち点が7点上回るE210MAが上ということになります。もちろん、人によって重視するスペックは異なりますので、ご自身の観点で勝ち点を付け直していただければご自分なりの判定を得ることができます。

 もっとも、必須のスペックがあると合計点は意味をもちません。例えば、使い方に関するそれなりの電話サポートが受けられることが必須となると必然的にStream 11になります。また、ACアダプターをつい何日も繋ぎっ放しにしてしまうかもしれないのならば、繋ぎっ放しでも電池劣化を抑えられる充電管理が必須となり、E210MAを選ばざるを得なくなります。


表1 ローエンド11.6インチ1kg軽量ノートの比較

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