Ryzen 4000 Seriesは、電池駆動で性能半減 !?
Ryzen 4000 Seriesは電池駆動での性能低下がCore Seriesに比べかなり大きいことが、Intelにより以下の通り指摘されています。
・ノートPCの“真の性能”はバッテリー駆動時に分かる Intelが説明
・Intel、“AMDのノートはバッテリ駆動時に性能が大きく低下”と指摘
電池駆動の性能評価結果を掲載しているレビューはわずかですが、そこにはIntelの指摘通りの性能減が実際に生じ、文書作成等(PCMark 10 Productivity、Writing Score)では半減まで低下することが以下の通り示されています。
・Ryzenはバッテリー駆動時にパフォーマンスが大きく低下する?
・Deep Dive: Intel 'Tiger Lake' vs. AMD 'Renoir,' Which Laptop CPU Wins on Performance?
・Ryzen Mobile搭載で性能良好! ビジネスノートとして魅力的な「ThinkPad X13」
残念ながら、ほとんどのレビューで電池駆動での性能評価結果は示されていませんが、これでは持ち歩いてACコンセントのないところで利用することの多い軽量機種に対しては、片手落ちと言わざるを得ません。なお、電池駆動時もAC駆動の通常電力消費モードで動かせば性能低下を回避できることになりますが、軽量性と電池持ちを両立できなくなるため、軽量機種での回避は実現不能と思われます。もし、そのような機種を見つけられたらコメントください。
後継のRyzen 5000シリーズでは、この性能低下の問題がCPPCサポートにより改善されてはいます。しかし、Intel製のCPUには追いついたわけではなく、性能低下の程度は10%以上大きい。従って、ACコンセントのないところでの利用が多い場合には、性能が10%程度劣ったとしてもインテル製のノートパソコンを選定する方が無難といえる。
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